Interview 04
数永 やまと
D&Aカンパニー 流通事業部
商品課 国内商品チーム
食べることが好きだったのと、無くなることがないという意味で、「食」に関わる仕事をしたいと思っていました。食にまつわる業界はメーカーや小売業、外食産業など幅広くありますが、荒井商事にはそのどれもある。そのことを知っていたので、就職活動はほぼ一択という形で当社の採用試験を受けました。なぜ荒井商事を知っていたかというと、大学の学園祭での縁があったから。私のいた大学のポルトガル語専攻の学生は「ガラナ・アンタルチカ」というブラジルの人気飲料を販売するのが恒例でしたが、海外食品系の小売店で購入するとかなり割高。そこで販売元の会社に協賛を直接依頼したところ快く引き受けてくれて、家に40ケースも送ってきてくれたんです。その会社が荒井商事でした。
食の中でも食品流通に一番興味がありましたので、流通業志望で応募し、入社後は3年間、スーパーに配属され2店舗で勤務しました。やや高価格帯の商品を扱う店舗と打って変わって薄利多売型の店舗、対照的な2つの店の売場をしっかり経験できたことが、私にとって大変大きな財産になっています。
現在は荒井商事の10数店舗のスーパー(アルズ、ワタナベストアー、プライズクラブ小山)で販売する商品を仕入れるバイヤーの仕事をしています。私の担当は主にパンと酒類。毎日のようにメーカーから新製品の売り込みを受けながら、販売企画を考えつつ商品を仕入れ、売上や利益を見込んだ値付けをし、各店舗に販売方法を提案するなど、業務の範囲は大変幅広いものです。
店舗ごとに売れる価格帯や傾向が違う中、それぞれの特色を把握しつつ、1万を超える商品を仕入れていく仕事は、葛藤と決断の連続です。しかし、それを可能にしてくれたのは、店舗での実務経験と、その3年間で商売人としてのセンスを磨くことができたから。この期間がなければこの仕事は務まらなかったと日々痛感しています。
自分の読みや戦略が、売上として明確な形で結果になるのがバイヤー業務の楽しいところであり残酷なところです。それでも忙しい毎日を乗り越えて、自分が絶対売れると確信して仕入れた商品が、計画通りに売り切れていくのは快感でもあり、大きな達成感を感じられるところです。
最近の仕入れの例では、珍しい紅茶のスパークリングワインの全店販売や、ねこの形の断面で人気の食パンを一部店舗で販売してみたこと、ある店舗のお酒売り場でパック酒や焼酎を減らす代わりに全国の清酒銘柄の小瓶をずらりと揃え、お酒好きにアピールしたことなどがあります。こんな風に店舗と協力しながらさまざまな仕掛けをして、つねに売り場が新鮮に見えるよう工夫しています。もともと飲食が好きで入ったこの仕事ですから、見たこともない新しい食品や飲料との出会い、知らなかった味との出会いに一番ワクワクしますし、そうした出会いのワクワクを、お客様と共有できるのがこの仕事で一番やりがいを感じられる部分です。
荒井商事は「失敗を歓迎する」というバリューの通り、次々に新しい事業を始める変化の激しい会社ですが、働きやすさや、社員を大切にする風土、社員同志の適度な距離感、段階を踏んで経験を積みステップアップさせてくれる環境など、変わらずに残したいいい部分はいくつもあります。そうした部分は大切に守り、後輩に伝えていきたいなと思います。
月
平塚本社で週初めの報告会議、店長会議参加。
この日は午後からパンメーカーと商談。
火
店舗訪問、売り場の確認や商品要望の吸い上げ。
店舗事務所を借りて事務作業。
水
東京本部に出社し、事務作業や検討中の企画を進める。
午後からは店舗を訪問し、様子を確認。
木
マーケットリサーチのため外出。その後商談へ。
金
東京本部に出社。一週間のまとめとして、事務作業ややりかけの業務を終わらせる。
土
朝一でクリーニングにスーツ・シャツを出したあと、友人とキャンプへ。
日
クリーニングを取りに行ったあと部屋でダラダラ。夜からは外へ飲みに外出。
終業後の過ごし方
ほぼ毎日一人飲みをしにいろんなお店を訪ねています。他にはYouTubeや映画・ドラマをみたり、ゲームをしたりして過ごしています。